COLUMNコラム

高品質とは その22016.09.29

今回も、前回の「高品質とは」の続きになります。

しかし今回は天然木ではない場合の仕上げをご紹介します。

メラミン化粧板の場合です。メラミン樹脂という「樹脂」なんですね。

単に木目柄というだけでなく、凹凸のあるモノも有り、天然木そっくりに良く出来ています。

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写真は白く着色した感じの木目調のメラミンです。

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厚み1mmです。表面材という事になります。

これを目的の厚さのパネルにすると、

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こんな感じになります。

仕上がりの例は見やすいように、黒の単色のメラミンでお見せします。

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これが黒の単色のメラミン、厚さ1mmです。

これをパネルにすると、

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こうなります。ちなみにこれはカウンターの部材です。

これのカドの部分、

img_1761

前回のコラムでお話しした、ナイフマーク=しましまの模様があります。

これを仕上げて、

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しましまのナイフマークを消します。

これが「仕上がっている」という事になります。

この仕上げを全くしていない家具や、手を加えていても、ナイフマークが完全に消えていなくて、綺麗に仕上がっていない家具も沢山あります。

もちろん、製作側のレベル、意識の差が出てきます。

身の回りの家具、少し注意して見てみてください。