COLUMNコラム

人手不足2018.08.31

前回のコラムから、もう1か月経ちました。8月も終わりです。本当に時が経つのが早く感じられます。

さて今回のコラムは、前回と似たような内容になりますが、「ヒト」 人材についてです。最近、偶然にも立て続けに、この人材確保について考えさせられる事がありましたので御紹介させていただきます。

先週、弊社が属している座間工業会の講習会で「外国人技能実習生受け入れについて」というものがありまして話を聞いてきました。

この制度は、「外国人の技能実習生が、日本において企業や個人事業主等の実習実施者と雇用関係を結び、出身国において修得が困難な技能等の修得・習熟・熟達を図るもの。」となっています。

経営陣の集まりの中で、この人手不足の問題は当然、話題になります。

ヒト自体が減っているんだから、(ヒトが多い国からの)外国人労働者の雇用を視野に入れていく事になるだろうと。

この制度をうまく活用して、取り敢えずでも、眼前の人手不足解消を図る企業は多いことと思います。これも中小企業の製造業の現状かと思います。いや、製造業のみあらず人手不足の業界ですね。

私事なのですが、このお盆休み、北海道の富良野へ家族旅行で行ったんです。富良野は自分が、この木工業界に入る前に、最後に働いていた場所でして、大学で畜産を専攻し、卒業後、海外含めて、いくつかの農場で働かせて頂き、その最後が富良野の酪農(乳牛)でした。その時以来、19年振りの北海道でした。

旅行の予定ではなかったのですが、東京への帰りの飛行機の数時間前のわずかな時間に、お世話になった農場へ立ち寄る事ができ、当時、お世話になった方、数人にお会いする事が出来たんです。

当時から、農業は人手不足でした。「ヒトはどうしてるんですか?」とお話をうかがうと、「外国人だよ」と返ってきました。 まさに先程の「外国人技能実習生」です。「ただ、コンプライアンスが色々と大変でさー。」とも。 こちらは、これからの働き方改革の面と同じですね。言葉の問題じゃないんですね。

労働時間、その時間帯など、農業は乳牛だったり野菜だったり、生き物相手のため不規則になることは、まだまだ多いと思います。それでコンプライアンスって・・・。

それじゃ、自分の時みたいに夜中に起こされて、「例の牛が難産だから、すぐに牛舎に来てくれ!引っ張り出すぞ!」みたいな事は・・・?って聞いたら、「無い無い」と。 じゃあ、どうしてるのか聞いてみましたら、1人で何とかしてると・・・。

ウ~ン、そうならざるを得ないのが現状ですし、どうしてでも事業を維持出来ているのは凄いことです。 この人手不足・成り手不足に対応出来なければ、昨今の後継者不在などによる黒字廃業という事になります。

今週、新たな人材斡旋会社さんが2社、来たんです。 どこも人手不足ですから、そういった業者に頼らざるを得ないと。人手不足なのに、そんなに紹介出来るヒトがいるのかな…と思ってしまうのですが、だからこそそういった会社さんが忙しくなるんですね。

とにかく、様々な問題を少しでも軽くしていくべく、情報収集し、学んで、突破口を探していきます。

また何か情報がありましたら、ご紹介します。